20/1/10「不慮の事故」
20/01/10 20:36 
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「不慮の事故」

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1月に入ってから、
日中は比較的暖かな気候となっています。
皆様如何お過ごしでしょうか。

2018年度人口動態統計による年齢別の死因です。

・0歳;第1位先天奇形 第2位呼吸障害 第3位不慮の事故

・1〜4歳;第1位先天奇形 第2位不慮の事故 第3位悪性新生物

・5〜9歳;第1位悪性新生物 第2位不慮の事故 第3位先天奇形

・10〜14歳;第1位悪性新生物 第2位自殺 第3位不慮の事故

・15歳〜19歳;第1位自殺 第2位不慮の事故 第3位悪性新生物

未成年者の死因の上位に不慮の事故が毎年挙がっています。

東京消防庁がまとめた2017年のデータをご紹介します。
(東京消防庁管内)

日常生活の中でケガをして、
1年間に12歳以下のこども14,040人が救急車で搬送されました。
1日に約38人のこどもが救急車で搬送されたことになります。

*年齢別の搬送人数
第1位;1歳 2486人
第2位;2歳 2000人
第3位;0歳 1675人
第4位;3歳 1510人
第5位;4歳 1103人
低年齢層が多く搬送されています。

同じような年齢で同じような事故が繰り返されています。
以下年齢別に多発している事故です。

*0歳
 転落;ベッド、ソファなどの家具や人(抱っこ)から転落
 誤飲;包み、袋、タバコ、玩具(6か月になると何でも口に入れる)

*1歳(一人歩きを始める)
 転落;階段、椅子、ベッドから転落
 転ぶ・ぶつかる;家具、机、テーブルに起因する

*2歳
 転ぶ;家具、机、テーブルに起因する
 転落;自転車の補助イスから転落
 はさむ・はさまれる;自動ドア

*3〜5歳
 転ぶ;階段、道路
 転落;自転車の補助イスから転落
 誤飲;ビー玉やアメ玉

@家の中での事故事例(家の中の危険を確認しましょう)

*転落
 柵をしていなかったベビーベッド、ソファの上で遊んでいて
 窓辺に置いていたタンスを足掛かりに窓から転落

*ぶつかる
 つまずいてとがったタンスの角に、倒れてきたテレビに
 
*ころぶ
 床に散乱した服につまずいて

*はさまれ
 ベビーベッドの柵の開閉時にこどもの手が

*誤飲・窒息
 テーブルや床の上に落ちていたタバコやアメ玉を口に入れて

*やけど
 テーブルの上に掛けていたテーブルクロスを引っ張って熱いコーヒーがかかって
 コンセントにいたずらして

*火災
 ライターをいたずらしていたら

おこさんの成長とともに家の中に危険がないか、
日々確認しましょう。