20/1/22「肥満傾向児出現率」
20/01/22 20:30 
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「肥満傾向児出現率」

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1月も下旬に入りました。
受験シーズンになりました。

今年の高校受験生の皆さんは、
当院が開院した
平成16年度生まれの中学3年生です。
栄養・睡眠を十分にとって、
体調を整えましょう。

さて1月20日に、
令和1年度の熊本県学校保健統計調査の結果が発表されました。

この調査は、
熊本県の
幼稚園(31校=1094人)
小学校(59校=5516人)
中学校(39校=4664人)
高等学校(27校=2339人)の
満5歳から満17歳までの
幼児・児童・生徒を対象にしています。

そのなかで、
5歳から11歳までの肥満傾向児出現率を
全国平均値と比較すると、
・男子は11歳以外全国平均値を上回っています。
・女子は10歳以外全国平均値を上回っています。

令和1年度の肥満傾向児出現率の上位は

*男

第1位;9歳 13.95% (平成30年度 8歳 8.66%)
第2位;10歳 12.10% (平成30年度 9歳 10.15%)
第3位;8歳 11.41% (平成30年度 7歳 7.69%)
いずれの年齢も前年度より肥満のおこさんの割合が増加しています。

*女

第1位;8歳 9.62% (平成30年度 7歳 6.45%)
第2位;11歳 9.35% (平成30年度 10歳 9.75%)
第3位;9歳 9.13% (平成30年度 8歳 9.72%)
8歳のおこさんは前年度より肥満児が増加しました。

令和1年度新体力テスト判定評価A、Bの割合
(A〜Eの評価 Aが最高得点で運動能力が高い)

*男
9歳 熊本県 A;11.17% B;25.51%
   全国 A;14.65% B;29.21%

*女
8歳 熊本県 A;11.20% B;27.14%
   全国 A;18.37% B;31.04%

肥満傾向児出現率の第1位の年齢では、
新体力テストの高い得点の割合は、
全国平均を下回っています。

肥満と運動能力の関係はありそうです。
勿論、
肥満には生活習慣や食事など、
いろんな要因が関係しています。

おこさんの体重を時々測定してみましょう。