20/3/10「7歳の交通安全プロジェクト」 20/03/10 20:28 ▼タイトル 「7歳の交通安全プロジェクト」 ▼本文 今日・明日、 熊本県公立高入試の後期選抜が行われています。 当院が開院した年に生まれたおこさんたちが受験に挑んでいます。 ご健闘をお祈り申し上げます。 さて、 以前もお伝えしましたが、 年齢別にみた歩行中の交通事故による死傷者数の第1位は7歳。 これは1994年から24年間不変で、 しかもどの年齢よりも際立って多くなっています。 交通事故総合分析センターは、 7歳児の死傷者数が多い理由を、 小学校入学とともに登下校や放課後など こどもだけで行動する機会が増えて、 交通事故の発生リスクが高くなると考えています。 7歳児の事故遭遇率の主要原因は「飛び出し」。 そこで、 金沢大学の研究チームとこくみん共済が 『7歳の交通安全プロジェクト』を立ち上げました。 プロジェクトは幼稚園と共同して実証実験を行いました。 年長年次の男女園児にアイマークレコーダーを用いて、 (どこを見ているのかを可視化・計測可能にする視線計測システム) 交差点での挙動を調査した結果、 ・現状の「とまれ」標識の位置がこどもの視野に入りにくい ・路上の「とまれ」表示が理解されていない ことがわかりました。 この結果より、 *小学校入学前に幼児教育の専門家による交通安全教育が必要 *園児や小学校低学年に伝わりやすい標識にする ことの必要性が指摘されました。 今春小学校に入学されるおこさんは、 ぜひ入学前に保護者と一緒に、 実際の平日の登下校時間に通学路を歩いてみましょう。 自動車や自転車の交通量 交差点の状況(信号の有無や青信号の時間がどの程度なのか等) 歩道の状況(きちんとした歩道の有無、ガードレールの有無等) 歩行に際しての障害物の有無 (ごみ出しの日にごみが道路までかなりはみ出していることがある等) などなどを実際に歩いて確認しましょう。 春の花が咲きだしました。 遊水公園の桜のつぼみも膨らんでいます。 春の足音が聞こえています。 |