20/04/22 17:29
▼ﾀｲﾄﾙ
「転落事故」
▼本文
桜はすっかり緑の葉桜となりました。
皆様如何お過ごしでしょうか。
さて、
新型コロナウイルス感染の影響で、
おこさん達が家の中で過ごす時間が長くなっていらっしゃる
ご家庭も多いと思います。
春から夏にかけて窓を開放することが多くなると、
窓やベランダからこどもが転落する事故が多くなるとのことです。
厚生労働省の調査(平成22年～26年)では死亡事故92件でした。
年齢別では特に3、4歳が多くなっています。
3歳；18件(19.6％)
4歳；14件(15.2％)
時期別では春から夏が多くなっています。
夏(6～8月)；30件(32.6％)
春(3月～5月)；17件(18.4％)
事例① 2歳 重症
自宅マンション3階の窓より15ｍ下の道路に転落。
窓の横に足がかりになる物が置いてあった。
頭蓋内損傷、全身打撲。
事例② 1歳 軽症
こどもが網戸にもたれていたら、
網戸が外れ60～70㎝下のコンクリートへ転落した。
頭部打撲。
事例③ 4歳 重度のケガ
マンション9階のベランダから転落。
こどもはベランダで椅子とおもちゃの箱を重ねてよじ登り、
高さ1.2ｍの柵を越えて転落。
植え込みの上に落ち左足の骨折。
＊窓やベランダからのこどもの転落事故を防ぐために。
①こどもの行動や居場所を把握する。
・ベランダを遊び場にしない
・こどもだけを家に置いて外出しない
②転落防止の環境を整える。
・窓やベランダの出入口を施錠する
・窓やベランダの出入口のこどもの手が届かない所に、
補助錠やストッパーを付ける
・窓やベランダの手すりの近くに足がかりとなる物を置かない
③窓やベランダの手すり、
窓の網戸等に劣化がないか定期的に点検。
・窓やベランダの手すりや構成部品にがたつきや腐食、
脱落などがないか
・窓の網戸が外れたり、破れたりしていないか
・窓のサッシが外れたり、鍵がこわれていないか
今日の熊本市は晴天でしたが、
冷たい風が吹いています。
明日も若干気温は低めの模様です。
室温・衣服調整をこまめになさってください。