20/5/26「小児の新型コロナウイルス感染症の現状」
20/05/26 20:10 
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「小児の新型コロナウイルス感染症の現状」

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今日の熊本市は雨の一日でした。
気温もあまり上がりませんでした。
皆様如何お過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスに関して、
全国的に緊急事態宣言が全面的に解除されました。

5月20日に日本小児科学会が、
小児の新型コロナウイルス感染症に関する
医学的知見の現状を報告しました。

2020年5月18日現在の
小児(0〜18歳)の報告例に基づいています。

その一部を抜粋します。

・小児が占める割合は少なく、
 その殆どは家族内感染である。

・現時点では学校や保育所でのクラスターはないか、
 あるとしても極めて稀と考えられる。

・成人と比べて軽症で死亡例も殆どない。

・鼻咽頭よりも便中に長期間かつ
 大量にウイルスが排泄される。

・ほとんどの小児例は経過観察
 または対症療法で十分とされている。

・罹患妊娠、分娩において母子ともに予後は良く、
 母から子への感染は稀。

・新生児の感染は重篤化する可能性もある。

・教育、療育、医療福祉施設等の閉鎖が
 こどもの心身を脅かしている。

また報道もされていますが、
5月25日付で日本小児科医会は
『2歳未満のこどもにマスクは不要、むしろ危険!』
との声明を発表しました。

マスク使用で心配な点を提示しましたので抜粋します。

・乳児の空気の通り道は狭く呼吸をしにくくさせ
 呼吸や心臓への負担になる。

・マスクそのものや嘔吐物による窒息のリスク。

・マスクにより熱がこもり熱中症のリスク。

・顔色や口唇色、表情の変化など、
 体調異変への気づきが遅れる。

以上、
参考になさってください。