20/5/30「肥満・痩身」 20/05/30 18:02 ▼タイトル 「肥満・痩身」 ▼本文 今日の熊本市はどんよりとした曇りの一日でした。 予報では、 来週は曇りや雨の一週間の模様です。 さて、 このほど北海道教育大学他の研究グループが、 『中学生における体格の良好な変化と学業成績の長期的な関連性』 という論文を発表しました。 この研究では、 197名の中学1年生を1年生時から3年生時まで追跡し、 その間の体格と学業成績(国語、社会、数学、理科、英語の5教科評定合計) の変化の関係を分析しました。 体格以外の学業成績に影響を与える要因、 社会経済要因 放課後の勉強時間 テレビ、ゲーム機、携帯電話などの画面を見ている時間 運動習慣や体力 これらを同時に調査し、 その影響を統計学的に取り除いて分析しました。 その結果、 低体重の生徒の体重が増加し、 過体重の生徒の体重が減少すると、 学業成績が向上していました。 これらの関係は男女ともに認められ、 全ての教科で一貫して同様の結果が得られました。 低・過体重の生徒が その後の生活習慣(運動習慣や食習慣等)の改善にともない、 適正体重に近づくことで、 学業成績も好転していく可能性を示すものと考察しています。 熊本県の令和元年度学校保健統計調査によると、 肥満傾向児の割合は、 小学校男子は各学年8〜14% 小学校女子は各学年7〜9% 中学校男子は各学年9〜12% 中学校女子は各学年8〜9% 痩身傾向児は、 小学校男子は各学年0.4〜3% 小学校女子は各学年0.2〜2% 中学校男子は各学年1.6〜3% 中学校女子は各学年2〜3% となっています。 来週からは、 熊本市の小・中学校では学校生活が再開されます。 まずは 規則正しい生活習慣 バランスのとれた食習慣 適度に体を動かす を心がけましょう。 |