20/6/29「今年の前半終了」
20/06/29 20:23 
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「今年の前半終了」

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明日で6月が終わります。
今年の前半が終了します。
皆様如何お過ごしでしょうか。

新型コロナウイルス感染は、
東京を中心に発生が続いています。
熊本は今現在は落ち着いていて、
街の人出も多くなっている模様です。

さて6月6日に、
日本と中国の小児感染症の専門家会議が行われました。
その議事録から抜粋してみます。

@中国小児新型コロナウイルス病

・風邪症状程度から重症呼吸不全まで
・小児例は比較的軽度
・無症状例もいた
・中国の論文から
 小児171例 
 平均6.7歳
 潜伏期間6〜13日
 罹病期間8日間
 発熱3日間
 無症状15.8%
 ほとんどが同居家族からの感染(90%)
・1歳以上の予防接種の控えが問題になっている
・外出制限や学校閉鎖などがこどもに与えた影響は?
 学校は4か月閉鎖
 運動量低下 
 睡眠時間が不規則
 虐待報告増加
 中学生全体の12%がうつ(女子は22%)⇒攻撃的な行為の増加
 気道感染症の減少

@日本小児新型コロナウイルス病(5月31日時点)

・小児の重症例は少ない
・小児674例中、集中治療室に入室したのは4例(死亡例なし)
・3歳以降の予防接種控えが問題

英国のグループが6月に発表した論文は、
日本・中国・イタリア・シンガポール・カナダ・韓国
のデータに基づいて解析しています。

*結果
・20歳未満の感染リスクは20歳以上の半分
・10〜19歳の感染者の中で症状がある者の割合=21%
・70歳以上の感染者の中で症状がある者の割合=69%

この論文の結果は、
これまでの報告同様に、
感染及び発症リスクは、
年齢が高くなるほど大きくなるというものでした。

日本と中国で、
おこさんの予防接種控えが問題になっているようです。
感染症は新型コロナウイルス感染症ばかりではありません。
予防接種で防げる病気は接種を必ず行って、
予防していきましょう。