20/9/14「コロナ禍のこども達」 20/09/14 20:24 ▼タイトル 「コロナ禍のこども達」 ▼本文 朝晩は随分涼しくなって参りました。 本日の熊本市は 最低20.2℃ 最高30.2℃ その差10℃ 一日の気温差が大きい秋の季節に入りました。 気管支喘息の方は発作が出やすい季節ですので、 発作予防に努めましょう。 さて、 ある週刊誌の今週の特集は、 「コロナ禍のこども達」でした。 その中で、 外出自粛・部活動などの制限による運動不足で、 こども達の体に異変が起きているそうです。 跳び箱に手をついて両手首を骨折 縄跳びを飛んで足首を骨折 などの事故が起きています。 以下はNHK,でも報道されていますが、 日本臨床整形外科学会は、 7月下旬から8月中旬に医療機関を受診した人に アンケート調査をしました。 817人の小・中・高校生の回答です。 *体力がなくなった 小学生;35.3% 中学生;44.1% 高校生;55.1% ・日本臨床整形外科学会のコメント 自粛期間が長くなればなるほど運動機能が低下した状態は続き、 軽い運動でもけがをしやすくなる *痛みが最も多い部位 小学生;足・足関節 中・高校生;首・腰 ・日本臨床整形外科学会のコメント 小・中学生の成長期は骨が急速に伸び、 周囲の筋肉や腱は常に緊張状態にあり身体の柔軟性が低下している。 長期休校による運動不足の後急に運動量が増え、 通常では考えられない事故が起きている。 (自粛の影響で身体の柔軟性がさらに低下) 中高生の肩・腰痛は、 悪い姿勢で長時間、 スマホ・ゲームに熱中することも原因の一つと考えている。 ⇒それを裏付けるデータ 1日3時間以上スマホ・ゲームに費やした 小学生;20.3% 中学生;33.7% 高校生;42.5% *体重が増加した 小学生;36.9% 中学生;40.7% 高校生;34.9% この傾向はいずれも、 自粛期間中に運動をしなかったこどもほど強かった。 けがの防止には、 運動前後に特に手・足首、肩甲骨、股関節の入念なストレッチと、 良い姿勢を身に着けることが大切だそうです。 運動不足解消のために、 急に激しい運動をするのは禁物です。 学校で体育をしていれば、 必ずしも帰宅後に何か特別な運動はしなくてもいいのでは。 外で身体を動かして遊ぶ 身体を動かしてお手伝いをする 親子でお散歩する お部屋の中でもできる体操をする などなど。 またストレスにより、 甘いもの・脂肪分の多い物を欲しがり、 間食の頻度が増すそうです。 成長曲線に体重の推移をプロットして、 体重増加が平均的カーブから外れた場合は要注意です。 食欲の秋 運動の秋 健康のためにバランスのとれた秋になりますように。 |