20/12/21「厳戒警報」
20/12/21 20:22 
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「厳戒警報」

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厳しい寒さが続く年の瀬の慌ただしい今日この頃。
皆様如何お過ごしでしょうか。

コロナウイルス感染の勢いが止まりません。
皆様ご存知のように、
熊本県は12月14日からリスクレベルが最も高い、
レベル5;厳戒警報に引き上げられました。
おこさんの感染も少ないものの確認されています。
知人の勤務先でも発生しており心配です。

基本的な感染防止対策、
*マスク着用
*こまめな手洗い・手指消毒
*3密を避ける
*発熱時は休む
などを実践していきましょう。

さて、
11月7日時点での医学的知見の現状を、
小児の特異性や注意点を中心に日本小児科学会がまとめました。
その要旨の一部をご紹介します。

・コロナ感染者の中で小児が占める割合は少ないが、
 感染拡大に伴いその割合が増えてきた。

・学校や保育所におけるクラスターは起こっているが、
 社会全体からみると多くなく、
 小児の多くは家族からの感染である。

・小児は成人と比べて感染しにくい可能性が示唆された。

・小児は成人と比べ軽症であり、死亡例はほとんどない。

・ほとんどの小児感染者は経過観察または対症療法が選択されている。

・妊婦から胎児への感染は稀で、児の予後は良好である。
 しかし新生児の感染は重篤化する可能性も報告されている。

・学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しい可能性が指摘されている。

・教育、保育、療養、医療福祉施設等の閉鎖や大人(養育者)のストレスが
 小児の心身に影響を及ぼしており、
 コロナ流行による周りの環境変化に関連した健康被害が問題となっている。

国立成育医療研究センターが
2020年9月1日から10月31日の期間に
全国の2111名の小学生から高校生及び8565名の0歳〜高校生の保護者に
アンケート調査(第3回)を実施しました。

その結果、
〇何らかのストレス反応がみられたこどもは全体の73%

〇直近1週間で学校に行きたくないことが
「ときどき」あった;19% 
「たいてい」;5%
「いつも」;7%

〇テレビ、スマホ、ゲームなどを見る時間が1日2時間以上のこども42%
などがあがりました。

おこさんとの会話もどうぞ大切になさってください。