21/05/03 15:36
▼ﾀｲﾄﾙ
「体力と学力」
▼本文
晴天の憲法記念日。
熊本市の気温は13時21℃を越えています。
皆様如何お過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大のため、
小学校によっては5月に予定されていた運動会が、
秋に延期される所もあるようです。
ステイホームが叫ばれていますが、
おこさんにとっては、
外で体を動かすことは大切なことです。
さて、
こどもの体力と学力に関する知見が報告されました。
体力向上が学業成績に与えるプラスの効果が
苦手科目に認められたという結果を、
神戸大学が発表しました。
469人の中学生を1年生時から3年生時まで2年間追跡し、
体力(全身持久力)と
苦手科目・得意科目の学業成績
(国語・社会・数学・理科・英語の最低評定値と最高評定値)
の変化の関係を調べました。
体力以外の学業成績に影響を与える要因の影響を
統計学的に取り除いて分析しました。
その結果、
中学1年生から中学3年生にかけて体力が向上すると、
苦手科目の学業成績が改善しました。
(主要5教科の最低評定値が向上)
その一方で、
体力の変化は得意科目の学業成績(主要5教科の最高評定値)
の変化には関わっていませんでした。
この結果から研究者は、
体力向上をもたらすような習慣は、
苦手科目の学業成績に好影響を与え、
得意科目の学業成績に悪影響を与えないと考えました。
今後はなぜ苦手科目に対して
プラスの効果が選択的に認められたのか、
その要因を明らかにしていくそうです。
勿論誰もが運動が得意ではありません。
また運動部や学外のスポーツクラブに入る必要はありません。
体育の時間を活用する
日頃から体を動かす(歩いたり走ったり時には泳いだり)
などを意識することが大切なのかなと思います。