21/5/23「小児の新型コロナの現状」
21/05/23 18:10 
▼タイトル
「小児の新型コロナの現状」

▼本文


日曜の夕暮れ時、
皆様如何お過ごしでしょうか。

今日の熊本市の気温は、
最低13.8℃から最高30.2℃まで
ぐんぐん上昇しました。
熱中症対策が必要な一日でした。

明日の予報は雨のち曇り。
気温は19℃から21℃。

日々の気温差が大きくなっています。
衣服・寝具・室温調整を
こまめに行っていきましょう。

日本小児科学会が5月20日に、
小児における新型コロナウイルス感染症の現状と
感染対策についての見解を示しましたので抜粋します。

*小児の現状

@第4波ではCOVID-19新規患者数が増加しているが、
 小児患者の割合はわずかな増加に留まっている。

Aこどもが変異ウイルスに感染した場合も
 多くが無症状から軽症で経過している。

B小児患者の大部分は成人患者からの感染で、
 第4波でも変化なし。

*学校等における感染対策

@基本的な感染対策の徹底が重要
 3密回避 適切なマスク着用 手洗いなど

A臨時休業は
 こどもの健やかな学びの保障や
 心身に影響をおよぼすため、
 感染状況に応じた柔軟な対応が望まれる。

@小児感染者の発生動向

 2021年5月5日時点

 総感染者数;602,190人
 10歳未満;18,642人(3.1%)
 10〜19歳;42,333人(7.0%)

 第4波を迎え総感染者の急増とともに
 全体に占める小児感染者数の割合は
 わずかに増加傾向。

 死亡者数は全体で9,479人
 19歳以下は0人

@小児患者の先行感染者
 
 家族77%
 学校関係者6%
 幼稚園・保育園関係者6%
 家庭教師・塾関係者1%
 
 家庭内感染のうち両親・祖父母の割合約93%
 小児患者の大部分が成人からの感染
 小児の感染予防には
 成人が家庭内に持ち込まないことが重要

@変異ウイルスについて

 他人に感染させる力は、
 全年齢において増強していると報告されている。
 こどもの変異ウイルス感染者の集団発生が報告されている。
 現時点で変異ウイルスがこどもに感染した場合、
 重症化する可能性を示す証拠はなく、
 多くが無症状から軽症で経過している。

@変異ウイルスの拡大への対応

 従来ウイルスと比べ感染しやすい可能性があり、
 強い危機意識をもって対応していく。
 基本的な感染対策を徹底していく。

おこさんを感染から守るために、
私たち大人が基本的な感染予防に
努めて参りましょう。