22/1/13「皮膚の保湿」
22/01/13 16:28 
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「皮膚の保湿」

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寒い毎日です。
昨日、今日の最高気温は7.1℃、7.4℃。
10℃を越えていません。
この先しばらくこのぐらいの寒さが続く模様です。


しかし、
日照時間は少しづつ長くなっています。
感染対策を行ってこの寒さを乗り越えて行きましょう。

さて、
スキンケアの続きです。
今回は「「皮膚の保湿」について。

熊日新聞が毎月2回発行している
生活情報誌あれんじの1月8日号に、
熊大皮膚科福島教授が
スキンケアについて寄稿されていました。

*皮膚が乾燥するとかゆくなる原因

@皮膚が乾燥すると皮膚の内部で軽い炎症がおこる

A脳にかゆいという情報を伝える感覚神経が
 皮膚の奥の部分にあるが、
 皮膚が乾燥すると皮膚の表面近くまで伸びて、
 わずかな刺激でもかゆみを感じるようになる

*皮膚がかゆいと皮膚を引っ掻いて湿疹の原因になる

保湿剤を塗って皮膚の乾燥を防ぐことは、
皮膚のバリア機能低下を防ぎ、
健康な皮膚を保つためです。

〇保湿剤の選び方
 福島先生によると、
 保湿剤は自分に合うものなら
 1日に何度塗ってもいいそうです。

 また、
 市販品ではできるだけ着色料や香料などの
 添加物が入ってないものを選びましょう。
 
 ・2歳未満の乳児で刺激が大きいもの
  プロピレングリコール

 ・接触皮膚炎を起こしやすいもの
  ラノリン、ウールワックスアルコール
  メチルイソチアゾリノン
 
 食品由来成分が入っているものは、
 食品を塗ることになり、
 アレルギーを引き起こし、
 食物アレルギーの原因となることがあり要注意です。
 (ピーナッツオイル、アーモンドオイルなど)

〇保湿剤の塗り方
 
・塗る人の手指、塗る場所をきれいにする
・すりこまずに手のひらで優しく塗る
・少し多いと感じる程度の量を塗る 
 (塗った部分がテカッと光り、ティッシュが貼りつく程度)
・できれば1日に2回以上塗る

以下のサイトも御参照ください。
https://www.maruho.co.jp/p/hi23/

福島先生によると、
入浴後は皮膚の角質から
みるみる水分が蒸発して乾燥が進むので、
入浴後は早めに保湿した方が良いとのことです。

また保湿を継続すると皮膚の水分量はアップし、
水分蒸発量がへっていくそうです。

皮膚のバリア機能を維持して、
皮膚からアレルギーを引き起こす原因となるアレルゲン
(ダニ、ハウスダスト、カビ、ペットの抜け毛やフケ
 花粉、食べ物などのタンパク質の一部)
や細菌などが体内に侵入しないように致しましょう。

今春熊本で、
くまもと花とみどりの博覧会が開催されます。

テーマは
『森と水の都くまもとで
 花と生きる幸せをつむごう』

熊本市役所前に色鮮やかに花が咲いています。